三輪車編 その②せっかくの息子の晴れ舞台なので、なるべく派手なマシーンを購入し、セッティングを完了した。幸い我が家には40平米ものルーフバルコニーがある。いざチャレンジさせると非凡な才能を発揮し、難なくマシーンに乗込み、余裕のある顔でペダルをこぎ始めた。「磨けば光る・・・・。」ニヤッと笑い、誰かに見てもらいたくエントランスに出た。夕暮れ時には人の出入りも多く、人が通るたびに「もう遅いから家帰るで」と息子に問いかけてはみるも、実際は「もっともっと見てぇ〜」の心境だ。すると、その時お隣の若奥様が夕食の買出しから戻ってきた。(勝った)と心の中でつぶやいた瞬間に発せられた一言「あれぇ〜いいおもちゃ買ってもらったねぇ〜」「お・お・おもちゃ?こいつ何言うとんね...2016.12.08 02:48