前回のはらぺこあおむしの流れで今回は、
有名も有名、知らないひとはいない
「ミッフィー」について。
老若男女問わず、愛されるキャラクター。
いっとき、口のカタチが差別にあたるのでは?とたたかれたことがあったと
記憶しているが、最近ではあまり聞かなくなった。
もしかして、自分の周りだけのことだったのかもしれない。
口だけでなく、指の本数とかもちゃんと書かないといけない、
とかいろいろ言われていた。
ミッフィーは動物なので、まだよかったかもしれないが、
これが人間キャラクターだったらきっと消えていたのだろう。
ちいさなうさこちゃん
うさぎの輪郭や目や口の位置、すべてが見事な配置。
完璧な左右対称ではないのですが
手書きでここまでのバランスがとれているのはすごい。
永年親しまれる要素のひとつがこの「バランス」だと思う。
一度、「これってなんかバランス悪いな、不安定だな」と感じてしまったら
そのあとはずっとその不安定さが気になって仕方ない。
そして敬遠していく。
また逆に整いすぎていても、面白みがなくすぐに飽きてしまう。
このうさぎは、
不安定さと均衡とその両側面をもっている。
文句のつけようがないバランスだ。
人間の顔も同じだなと思った。
幼いときは、あまりにも単調なその絵柄に馴染まず、
そんなに好きだった記憶はないが、
大人になると、この完璧なバランスに芸術を感じる。
そして、子どもにも大人にもすっと入ってきて
いつのまにか隣にいる「もっとも近い存在」を確立しつつあるミッフィー。
今後の活躍に期待したい。
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